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甲板泡消火装置は、ケミカルタンカー、原油タンカーの甲板部分の火災を、低膨張泡消火剤を用いて消火するものです。
IBCコード・SOLAS等の規則で要求される量の低膨張泡をローカルで手動放射することにより消火を行います。
低膨張泡は、レギュラープロテイン系のものを使用します。ただし、引火点が61℃以下の危険化学品を積載するケミカルタンカーについては、耐アルコール泡原液を使用します。
泡消火装置には、泡原液を混合器に送る専用ポンプを持ち、加圧泡原液と加圧水を混合器にて混合する方式(ポンププロポーショナ方式)と、専用ポンプを持たず、タンク内へ加圧水を送り加圧水と加圧泡水溶液を混合器にて混合する方式(タンクプロポーショナ方式)の2つのタイプあります。