防火・消火システム

甲板粉末消火装置

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1. 概要

 甲板粉末消火装置は、液化ガスばら積み船の甲板上の火災、特に貨物マニフォールド部分を対象とした消火装置です。最新IGC Code2016、MSC.1/Circ1315、SOLAS1974及び1981改正及びその他関係法令に準拠しております。

 また、(財)日本海事協会(ClassNK)にて甲板粉末消火装置の標準構造図面の承認を受けた弊社のオリジナル商品です。

甲板粉末消火設備証明書 BC-K粉末薬剤証明書

2. 甲板粉末消火装置の特長

  • ボンベに貯蔵された窒素のガス圧力にて放射をするため動力源が不要です。
  • 船橋からの遠隔操作により放射起動が出来ます。
  • モニターノズルとホースを同時に使用して消火作業をすることが出来ます。
  • ホースボックスは、荷役の際の取り出しおよび収納が容易なホースリールタイプを採用しています。
  • 消火剤は、電気に対して不良導体ですので電気設備を気にすることなく放射できます。
  • 低温条件下でも安定した放射性能が得られます。
  • 消火剤微粉末と窒素ガスの混合されたガス状のものが放射されますので、火災区域の細部まで入り込み効果的な消火が可能です。
  • 瞬時の化学反応で消火をするため短時間で消火が可能です。
主要仕様
粉末モニター     型式   D-65 
有効射程範囲(放射率) 10kg/sec 
有効射程範囲(最大距離) 10m 
ホース        型式   DPHG-3.5 
有効射程範囲(放射率) 3.5kg/sec 
有効射程範囲(最大距離)   33m 
ホース径   φ34mm 
粉末消火薬剤 型式   BC-K Dry Chemical Powder for Ship Use
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